足が速くなる!(走り方)~桐生祥秀選手の走り方について~
日本人初!桐生選手について!
桐生祥秀選手といえば、2017年9月9日、福井運動公園陸上競技場で開催された日本学生陸上競技選手権大会において、日本人初の9秒台となる9.98をマークした、今の日本短距離界を牽引する選手です。
今回は、そんな桐生祥秀選手の走り方についてお話ししていきます!
陸上をしている人は、自分と桐生選手他、どこが違うのか、何が足りないのかを見つけ、自分の競技に活かしましょう!
1.スタート〜加速局面
桐生選手のスタートから加速局面の特徴は、
前に倒れそうになる体に遅れず足が前に送り出すことができ、支持脚でしっかり地面を押していることです。
加速局面では、前傾姿勢を保ち、前に倒れる力を利用して加速していくことがいいとされています。しかし、筋力がない状態で前傾姿勢を作ろうとしてしまうと、足が前に出てこなくなってしまったり、転びそうになってしまいます。
桐生選手は、比較的深い前傾姿勢を保ち、地面に足を接地した際に逆足がもう前に出てきてます。
こうすることで足が後ろに遅れる(足が流れる)ことがなくなり、より長い時間加速することができるのです。
2.中間疾走~フィニッシュ
桐生選手の中間疾走の特徴として、第一に挙げられることは、上半身を捻じるようにして走るという点です。
走りを見るとき、私たちは手足の動きに注意を向けがちですが、実は上半身(体幹部)がどのように動いているかが走りにおいてはとても重要です。
桐生選手は、手足を真っ直ぐに動かすのだはなく、胴体から立体的に動くことによって筋肉の伸長反射を使い、大きな力を生み出しています。
しかし、ただ捻ればいいというわけではなく、腹圧が高まっているかどうか
がとても重要で、腹圧が入っていない状態で捻っても左右のブレにつながってしまい、パフォーマンスの向上にはつながりません。
※腹圧の高め方については今後発信予定です!
また、桐生選手は上半身の姿勢がとても綺麗です。
人間にはニュートラルポジションという、基本姿勢があるのですが、この姿勢から崩れている人がほとんどです。しかし桐生選手はこのニュートラルポジションに極めて近いポジションにあり、物理的にとても効率の良いフォームで走ってます。
3.桐生選手のスパイクは?
日本人で初めて9秒台を出した桐生選手はどんなスパイクを履いていたんでしょうか!
二つほどご紹介します!
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一つ目は、ジェットスプリントです!
こちらのスパイクは桐生選手が初めて9秒台を出したときに履いていたスパイクです!
ジェットスプリントは他のスパイクと比べ、プレート部分の傾斜が少なく、フラット接地で走る人にとっておすすめのスパイクとなっております。
プレートはやや硬めになってますが、加速局面の違和感などはなく、傾斜が少ないため地面にしっかり力を伝えて走ることができます!
桐生選手が9秒台で走ったスパイクというだけで、なんだかテンション上がりますよね!
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もう一つはメタスプリントです!
こちらのスパイクは短距離スパイクでは非常に珍しい、ピン(針)がないスパイクとなっています。
ピンが地面に刺さって、抜ける時間もロスになるという考えらしいです。。。すごいですよね。。。笑
ピンがなくて滑らないの?と疑問に思う方もいるかと思いますが、特殊な突起物が加工されており、全く滑りません。
そして、このスパイクはプレートに注目がいきがちですが、アッパーが特別なHL -0メッシュという素材を使っており、足全体のフィット感がずば抜けてよくなっております。
絶妙な伸縮性があり、どんな足の形の方でもフィットするんです!
4.まとめ
今回は桐生祥秀選手についてお話ししていきました!
桐生選手は独特な走りに見えて、非常にお手本となるような走りをされているため、多くの方に参考になるかと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。